スマホを開けば「数分作業で毎日キャッシュイン」「初日から収入も可能」といった、一攫千金を匂わせる広告が嫌でも目に入ってくる時代。
最近、ネット上の副業検証やSNSのタイムラインでやけに名前を見かけるのが、「合同会社YOMI(代表:石塚貴里子)」が仕掛ける一連の副業ですね。
この広告、本当に信じて大丈夫?
どこか裏があるんじゃないの?
そんなモヤモヤを抱えてこの記事にたどり着いた方も多いはずです。
合同会社YOMIが展開する「BriSet(ブリセット)」や「Milunos(ミルノス)」の実態は、リスク管理が極めてシビアなFXの自動売買ツールです。
手軽な副業という皮を被った高額投資のワナであり、安易に足を踏み入れるのはハッキリ言っておすすめできません。
今回は、広告業界の裏を知る私の視点から、この案件の仕組みをすっ裸にしていきます。
合同会社YOMIの法人情報と拠点のリアリティ
案件の安全性を測るうえで、まずは運営元がどのような実態を持っているのか、公開されている基本データを確認しておきましょう。
| 会社名 | 合同会社YOMI |
|---|---|
| 代表者 | 石塚貴里子 |
| 所在地 | 〒166-0012 東京都杉並区和田1-21-1 ガリシア中野富士見町403 |
| 連絡先 | 03-6820-6794 / [email protected] |
関根綾広告業界にいた人間からすると、この所在地データを見ただけで少し身構えてしまいます。
まず気になる点が、会社の所在地です。
合同会社YOMIの所在地は、いわゆる一般的な集合住宅の一室が拠点になっています。


もちろん、建物の大小と信頼性はイコールではありません。
しかし、「最先端AI」や「大規模な自動売買システム」をうたう企業のバックグラウンドとしては、あまりにも実態が見えにくく、何かトラブルに巻き込まれた際に雲隠れされやすいリスクを孕んでいると言わざるを得ません。
合同会社YOMIから提供されている「BriSet」と「Milunos」という2つの正体
合同会社YOMIがこれまで、あるいは現在進行形で集客に使っている主力ツールがこの2種類です。
- BriSet(ブリセット)
- Milunos(ミルノス)
広告ページでは、「スマホで出来る副業アプリ」「未経験者初心者歓迎」などと、いかにも楽に稼げそうな表現が並びます。


しかし、中身を紐解けば「誰でもできる手軽な内職やバイト」などではなく、相場の荒波に資金を突っ込むFXの自動売買運用に他なりません。



広告と実際の商品の中身がここまで乖離しているプロモーションを見ると、マーケティングモラルを疑ってしまいます。
リスクが伴う投資に対し、「スマホ副業」という安心感の強いワードで素人層を誤認させる行為は、広告手法としてもかなり悪質な部類です。
合同会社YOMIの罠の全貌
この案件の集客動線を追いかけていくと、綺麗にデザインされた悪質なマーケティングのテンプレートが綺麗に浮き彫りになってきます。
広告の入口では「初期費用たったの2,500円」「初心者でも大歓迎」と、参加のハードルを極限まで低く設定しています。
これは人間の「これくらいの金額なら失敗してもいいか」という心理的隙を突くための、いわば撒き餌にすぎません。



相手はLINEに登録させることが第一目標なので、とにかく甘い言葉で誘ってきますよ!
2,500円の書籍を買ったりLINEに登録したりした瞬間から、本当の狙いが始まります。
LINEには、「その金額のままではシステムが動きません」「確実に利益を出すためには専属プランが必要です」と電話面談へ誘導されるメッセージが届き始めます。
最終的には17万円から最大150万円前後(Milunosの場合も8万円以上)という、最初に聞いた金額とは桁違いの法要な費用を請求されます。
広告ページに踊る「月収〇〇万円」などの数字は、あくまで都合の良い条件が重なったときの「可能性の数値」にすぎません。
その額が誰でも再現できる客観的なバックテストやデータは一切非公開なので、まともに信じると大火傷をします。
「なぜ勝てるのか」というロジックが完全に抜け落ちている
FXの自動売買をうたっているにもかかわらず、過去の運用実績、狙う通貨ペア、アルゴリズムの根拠など、投資の根幹に関わる情報が一切オープンになっていません。



「最先端AI」「お祝い金」といった言葉でユーザーの思考力を奪い、高額な契約へと追い込んでいくのがこの手口の常とう手段です。
法律の隙間を突く手口と、消え去った特商法表記
消費者保護の観点から見ても、合同会社YOMIの案件には看過できない問題点やグレーゾーンがいくつも存在します。
消費者契約法に抵触する「断定的判断の提供」の懸念
将来の不確実な利益を「誰でも簡単に稼げる」かのように誤認させ、リスクの説明を十分にしないまま高額プランへ誘導する行為は、法的なトラブルに直結しやすい悪質な手法です。



FXは、プロのトレーダーでも安易に利益を出すのは不可能な投資です。
もちろん、高額プランを購入しても市場の動きを合同会社YOMIが操作できるわけないので、稼げる保証はありません。
「全額返金保証」という名の飾りと、特商法の隠蔽
「返金保証あり」と安心感をアピールする一方で、契約後の利用規約には「デジタルコンテンツの性質上、返金は一切不可」という免責が仕込まれています。



この言葉は副業詐欺の利用規約で必ずと言ってよいほど出てきます。
さらに、時期によっては公式サイトから「特定商取引法に基づく表記」そのものが消えるなど、事業者としての透明性や責任感を投げ捨てるような動きが見られるのも非常に不気味です。
「合同会社YOMI 副業」に群がるステマ記事の闇
検索エンジンで「合同会社YOMI 副業」「BriSet 評判」「Milunos 詐欺?」といったワードを調べてみました。
しかし、検索結果を開いてみると、「合同会社YOMIなら初心者でも簡単に利益が出た」「初期費用だけで十分に元が取れる」といった、不自然なまでにベタ褒めするレビュー記事がずらりと並んでいます。


このような検索結果を見ると、「なんだ、実際に稼いでいる人もいるんだ」とホッとしてしまう人も多いでしょう。
しかし、広告の裏側を知る私目線でいうと、異様なほど絶賛だけが並ぶ空間自体が、アフィリエイト報酬目当ての業者が量産した「ステマ記事」の温床です。



客観的な検証データがない絶賛記事は、最初からゼロとしてカウントすべきです。
合同会社YAMIの副業トラブルに巻き込まれた場合に今すぐ取るべき緊急対処法
「すでに初期費用を払ってしまった」「電話勧誘の勢いに押されて高額プラン契約してしまった」という人は、一刻も早く以下のステップで身を守ってください。
1. 連絡の遮断と被害報告
初期費用を支払ってしまった人、LINEに登録してしまった人は、これ以上の連絡や電話には一切応じず、使用しているLINEやメールアドレスを即座にブロック・遮断してください。



「追加で支払えば回収できる」と言ってくる場合もありますが、すべてウソです。
なお、すでに高額プランをカードや銀行振込で支払ってしまった人は、すぐに決済に利用したクレジットカード会社や金融機関へ連絡しましょう。
「不当な勧誘を受けた可能性・サービスの不実告知がある」旨を伝え、決済の停止や調査を依頼してください。
2. 公的機関と司法書士・弁護士へのバトンタッチ
合同会社YAMIと関係を切り、クレジットカード会社や金融機関に連絡をしたあとは、消費者ホットラインや弁護士・司法書士へのバトンタッチがおすすめです。
- 電話番号:(局番なし)188
最寄りの消費生活センターを紹介、および現在の状況を伝えると今後のアドバイスを受けられます。
ただし、消費者ホットラインを頼っても、強制的な返金代行は依頼できません。
そのため、支払った代金を返金してほしい場合は、弁護士や司法書士といった法的プロフェッショナルに相談が必要です。
悪質な勧誘手法や法律上の違反性が認められるケースでは、司法書士・弁護士を通じた法的アプローチで返金交渉の道が開ける可能性があります。



一人で抱え込まず、消費者被害の解決実績が豊富な事務所への無料相談を検討してください。
まとめ:合同会社YOMIの副業は高額なFX自動売買ツールの購入が必要!参加は推奨できない
合同会社YOMIが展開する「BriSet」や「Milunos」への参加は、以下の明白な理由から全方位で推奨できません。
- 実態が不透明なFX自動売買
- FXは大切な資金が一瞬で溶けるリスクが極めて高い
- 数千円のプランで油断させ、後から高額プランの契約へと追い込む
- 第三者による客観的実績やリアルな口コミが一切存在しない
- 所在地の信頼性や特商法まわりが不透明
- 企業としてのコンプライアンスに深刻な懸念がある
あまいキャッチコピーや「誰でも簡単」という言葉の裏には、巧妙に仕掛けられた落とし穴が待っています。
ご自身の資産を守るためにも冷静に情報を精査し、すでに何らかのトラブルに直面している場合は、一人で悩まず公的機関や弁護士・司法書士へ助けを求めてください。


関根綾
元広告代理店 / 副業広告リサーチャー
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