関根綾こんにちは、元広告マンの関根です。
広告代理店での勤務経験を生かし、ネット上に溢れる副業広告や情報商材の裏側をマーケティング視点で検証しています。
今回検証するのは、宮川みか氏が案内する「次世代ライバー」。
「スマホ1台で日給5万円」「初月から20万円も目指せる」といった非常に魅力的なキャッチコピーで集客を行っている案件です。
結論からお伝えすると、次世代ライバーはお金を騙し取られて音信不通になるような「純粋な刑事上の詐欺罪」で即逮捕されるタイプではありません。
しかし、「実態を隠したおとり集客」や「フェイクタイマー広告」など、特定商取引法・消費者契約法・景品表示法上の問題点が極めて高い案件だと判断できます。
今回は、Yahoo!知恵袋やSNSでのリアルな口コミを含め、なぜこの広告に注意すべきなのかを詳しく解説します。
次世代ライバーの広告の裏側|仕事の実態を「隠して集客」する手法
広告マーケティングの基本は「商品の強みをアピールすること」ですが、注意が必要な副業広告では「都合の悪い実態を伏せ、クリーンな印象で集客する」手法が使われます。



次世代ライバーの広告では、以下のような言葉で集客しています。
- 在宅でスマホ1台
- 全員月5万円を達成
- 累計1,000名以上にライブ配信を指導
しかし、次世代ライバーは、17LIVEやPocochaなどの一般的なライブ配信を想像してLINE登録したユーザーに対し、後から「オンラインキャバクラ」という実態を明かす構成になっています。


広告マンの視点で見れば、これは「認知の不一致を利用した集客マーケティング」です。
最初から「オンラインキャバクラ配信者の募集」と記載すると、応募してくれる人が減るため、あえて曖昧でクリーンな「次世代ライバー」という言葉でカモフラージュしています。
Yahoo!知恵袋やSNS(X)でのリアルな口コミ・評判
「実際に次世代ライバーの講座を受講して稼げた人はいるのか?」について、Yahoo!知恵袋やSNS(X等)、ネット上の声を調査しました。
Yahoo!知恵袋に寄せられている不安の声
知恵袋では、参加を検討している本人だけでなく、ご家族からの切実な相談が投稿されています。
【知恵袋での相談例】
- 「母親のスマホを見たら、宮川みかという人からLINE通知がきていて、調べたら講座料金が18万円〜30万円近くするらしい。詐欺じゃないかと心配です。」
- 「宮川みかさんの副業講座について、教材費として17万〜払うようなのですが…調べてもリアルな口コミが出てこず不安です。」
知恵袋での回答の多くは「関わらない方がいい」「高額なスクール費用を払うのは危険」といった慎重な意見で占められています。
SNS(X)やネット上の声と「自作自演」のリスク
X(旧Twitter)やGoogle検索で調査を行っても、「次世代ライバーで実際に月5万円稼げるようになった」という第三者の信頼できる成功体験談は見当たりません。



1,000人以上に講座を受講させていて、全員月5万円以上稼げるようになったのに、おかしいですね。
一方、公式LINEや動画内で紹介される「生徒の成功事例(〇〇さんが初月で〇万円達成!)」は、運営側が自由に編集・作成できるコンテンツです。
広告業界では、客観的なエビデンス(受講生全体の平均達成率や平均収入データなど)が示されていない「運営提供の体験談」は、信用度の低い広告演出として扱われます。



データの無い広告は、ただの文章と同じです。
広告を見る際は、データ参照元を確認しましょう!
元広告マンが見抜く「次世代ライバー」の怪しい広告!4つの法的懸念点
広告の制作現場を知る視点から、次世代ライバーの集客導線における4つの問題点を整理します。
① 数字のブレが物語る「根拠なき誇大広告」(景表法・特商法12条)
信頼性を高めるために用いられる数字ですが、次世代ライバーの場合、媒体ごとに数字がコロコロ変わる点は不自然です。
| 掲載場所 | 提示されている数字 |
| 漫画広告 | 月5万円以上の収入 / 1年で150万円貯金 |
| 解説動画 | 初月から20万円 |
| SNS広告 | 日給5万円 |
根拠や客観的な統計を示さずにインパクトのある数字だけを誇張する表現は、景品表示法(優良誤認表示)や特定商取引法第12条(誇大広告の禁止)に抵触する恐れがあります。
② 技術で仕組まれたフェイクタイマー
広告に表示される「無料プレゼントの終了まで残り… 〇時間〇分〇秒」というタイマーは、ページを開くたびにタイマーが再スタートする仕組みです。


これはWebデザインにおける「ダークパターン」と呼ばれる心理誘導です。
「今すぐ決断しないと損をする」と思わせ、他社比較や家族・司法書士・弁護士への相談時間を奪うための仕掛けであり、特商法上の「困惑勧誘」として行政指導の対象になり得る不適切な販売手法です。



「閉店セール」と言いながらずっと開店しているお店と一緒です。
③ 参入コスト「約30万円」の不自然さ
ライブ配信市場におけるコスト感を比較すると、費用の妥当性に疑問が残ります。
- 一般的なライバー・事務所:初期費用0円(アプリ利用・事務所サポートも基本無料)
- 次世代ライバー養成講座:参加費用 298,000円(税込)
本来、ライブ配信は登録料や事務所サポート費用などがかからないサービスです。
配信ノウハウの提供や電話サポートが含まれるとはいえ、本来無料で始められるライバー活動に対して、最初に約30万円の固定費を支払わせるモデルは受講生側のリスクが極めて高いと言えます。



しかも、講座を受講しても稼げる保証はありません。
④ 旧ブランド名(LIVECHAT ACADEMY)からの名称変更
電話サポートの案内画面に進むと、「LIVECHAT ACADEMY(ライブチャットアカデミー)」という旧名称が表示されます。


副業・情報商材の分野においてサービス名を変更する大きな目的の一つは、「ネット上に蓄積したネガティブな検索結果(口コミ・評判)から逃れるため」です。
実際、Googleの検索画面で「LIVECHAT ACADEMY」と検索すると、「怪しい」や「返金」「稼げる?」などの言葉が入った記事が多く出てきます。



これでは、LIVECHAT ACADEMYに良い印象は抱かれませんね
このように、何らかの問題があるサービスや会社は名前を変えて同じものを提供しているケースが多いです。
合併や買収など、正規の理由なしに名前を変更している場合は、「何か悪いことがおきた?」と疑う癖を付けましょう。
次世代ライバーに申し込んでしまった方の対処法
次世代ライバーの広告から宮川みかさんのLINEに登録してしまった人は、そのままLINEブロックでOKです。



LINEをブロックすれば、今後勧誘や連絡が来ることはありません。
電話番号を教えてしまった場合は、電話番号も着信拒否しておきましょう。
もし、電話面談を予約してしまった場合は、「キャンセルします」とLINEしたあと、LINEブロックで問題ありません。



ブロックしないと「別日で調整しましょう」などの連絡が入り、いつまでも関係が続いてしまうので、即ブロックが正解です。
電話面談に進んでしまい、強引な勧誘で29万8,000円の高額講座を購入してしまった場合は、以下の公的制度を活用してください。
高額講座購入後の対処法
- 特定商取引法に基づくクーリング・オフ
- 電話勧誘などを通じて契約した場合、法定の契約書面を受け取った日から8日以内であれば、無条件で解約・全額返金が求められます
- 公的相談窓口の活用
- 消費者ホットライン(局番なしの「188」)や、弁護士・司法書士などへ速やかに相談しましょう
次世代ライバーの「特定商取引法に基づく表記」には、「商品が「情報」だという特性上、お客様のご都合による返品および返金はお受けしておりません。」と記載されています。


しかし、電話勧誘を通じて契約したものであれば、返金不可という記載があってもクーリングオフの対象になるので、まずは相談してみましょう!
まとめ:元広告マン関根の結論
次世代ライバー(株式会社GARDEN)は、実在する事業者であり「お金だけ奪って連絡が取れなくなる詐欺」ではありません。
しかし
- 「オンラインキャバクラ」という実態を後から明かす不透明な集客
- 第三者の客観的な「稼げた口コミ」が存在しない点
- フェイクタイマーによる判断力の低下
- 本来無料で始められるライバーに対する約30万円の高額講座
これらを総合的に見ると、消費者が冷静な判断力を保てないまま契約に至ってしまうリスクが高い案件と言えます。
広告の魅力的な言葉や数字だけに惑わされず、まずは他社の無料サービスと比較するなど、慎重に検討することをお勧めします。


関根綾
元広告代理店 / 副業広告リサーチャー
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